調剤薬局で患者さんによく質問される「薬の飲み忘れ」「子供用の薬」「子供が薬を飲まない時の対応」

1日3回服用の薬を昼間飲み忘れた場合どうするか


本来飲む時刻(この例で言えば昼)からそれほど時間がたっていないときは気付いた時に飲んでもかまいません。しかし、次回の予定時間が近い場合は飲むのは避けましょう。2回分の量をまとめて飲んだり、薬の服用間隔が短くなったりすると薬の作用が強くなりすぎたり副作用が出やすくなったりする可能性があるからです。なお薬の服用間隔は、1日3回の薬なら少なくとも4時間以上は空けるようにしましょう。1日2回の薬の場合は、6時間程度の間隔が望ましいでしょう。

子供に大人用の薬を与えても良いか


当然だめです。子供と大人では、薬の吸収や解毒能力に違いがあります。また、子供の服用を避けるべき成分もあるため、解熱鎮痛剤や風邪薬の中には子供への使用を禁止している薬もあります。また、病気によって注意が必要な場合もあります。たとえば、インフルエンザを発症している場合、15歳未満の子供にアスピリン系の解熱剤を服用させると、ライ症候群を引きおこす可能性があるとの指摘もあります。

子供は大人を小さくした者ではないと認識し、大人用の薬を加減して与えるのではなく必ず小児への用法が記載されている薬を使うようにしましょう。また小さな子どもの場合、副作用の症状をうまく訴えられないこともあるので、薬を使用した後は子どもの様子に気を配ることが大切です。

子供がどうしても薬を飲まないときはどうしたらよい?


答えとしては、その子に応じた工夫で飲ませましょう。薬を好きな食べ物に混ぜて与えると、その食べ物を嫌いになるのでやめたほうがいいという考え方もあるようです。しかしどうしても薬を飲んでくれない場合はアイスクリームなど好きな食べ物にこっそり混ぜたりシロップの薬を凍らせたり、その子に応じた工夫で薬を飲ませましょう。

ただし混ぜ合わせは危険です。多くの抗生剤はオレンジジュースやスポーツドリンク、ヨーグルトなどと一緒に服用してはいけないとされるように、薬と食べ物の飲み合わせは注意するように伝えましょう。

また、薬を混ぜる食べ物の量がお多すぎると食べきれなくて残してしまい、結果的に薬も全量服用できないことになるので、薬を混ぜる食べ物の量は少なめにし、混ぜたら時間をおかずにすぐに食べさせることが必要です。