復職予定のママ薬剤師が「胃腸薬」とその成分を一気に復習できるチェックリスト

おもに胃・腸に働く薬


▪️制酸薬:胃酸を中和する薬。飲み過ぎ、食べすぎ、刺激物のとりすぎで、胸やけやむかつきなどがあるときに服用する

▪️H2ブロッカー:胃酸の分泌そのものを抑える薬。飲み過ぎ、食べ過ぎで胸やけやむかつきなどがあるときに服用する。もともとは医療用医薬品だったが、1997年からOTC医薬品にも配合可能になった。服用方法や期間に制限がある。

▪️健胃薬:弱った胃の働きを高めるための薬。おもに生薬が配合されている。食べ過ぎ、飲み過ぎによる胃もたれ、消化不良、食欲不振などの改善に。

▪️複合胃腸薬:制酸薬、健胃薬、消化薬などの成分を複合した薬。制酸が強いもの、健胃的な効果の強いものだと製品によって特徴があるので、自分の症状に会う薬を選ぶのが大事。

▪️整腸薬:腸の働きを活発にして、便通を整える薬。大腸菌や病原菌の発育を抑え、腸の運動を促進する乳酸菌類が配合されている。

▪️便秘薬:便の量を増やしたり、便が固まるのを防いだり、腸を刺激したり、さまざまなタイプがある。便秘は個人差が大きいので少量から試すべき。

胃腸薬・整腸薬に含まれる主な成分とその特徴



▪️制酸成分:ケイ酸アルミ酸マグネシウム、水酸化アルミニウムゲル、水酸化マグネウムなど
「出すぎた胃酸を中和し、胃内のpHを調整する」

▪️H2ブロッカー:シメチジン、ニザチジン、ファモチジン、ラニチジン塩酸塩など
「ヒスタミンが受容体に統合するのをブロックして、胃酸の分泌を抑える。」

▪️複合消化酵素:タカジアスターゼ、バンクレアチン、ビオジアスターゼ、ビオタミラーゼ
「主にでんぷんとタンパク質の消化を助ける酵素」

▪️乳酸菌成分:アシドフィルス菌末、ビフィズス菌末、ラクトミン、ラクボン、ラックピー
「腸内で繁殖して乳酸を生み出し、腸内の大腸菌や病原菌を抑える」

▪️副交感神経遮断成分:塩酸オキシフェンサイクリミン、塩酸ジサイクロミンロートエキスなど
「副交感神経を抑制し、胃腸の運動を抑えて痛みをやわらげる」

▪️直腸大腸刺激成分:グリセリン、Dーソルビトール、ビサコジル
「直腸や大腸を刺激し、腸の動きを活性化させて排便を促す」