ジェネリック医薬品の費用・価格は新薬の0.7掛け?同一成分同一薬効のジェネリック医薬品が販売されるのはなぜ?

医療用医薬品の価格「薬価」


薬事法により医薬品として承認されたそれぞれの医薬品は、医療保険制度における保険診療で使うことができるようにてづづきを行う必要があります。医療保険制度では、医薬品は医薬品は健康保険法などに基づき「薬価表」と呼ばれる医薬品の価格表に収載しなくて保険診療に買うことができません。

その手続きを終え晴れて「薬価表」に収載された医薬品はそれぞれ「薬価」、すなわち価格が決められこの薬価こそが患者さんが薬代として医療機関や薬局に支払う際の1部負担金の計算の根拠となります。

医薬品の薬価を決める際には、大変複雑な価値決定のルールが定められており新薬は新薬の薬価算定ルールにより、ジェネリック医薬品はジェネリック医薬品の薬価算定ルールによりそれぞれ検討され決定します。

では薬価算定ルールにより決められる実際の薬価について、新薬とジェネリック医薬品がどのように違うのか、またなぜジェネリック医薬品に安い薬価がつくのか、見ていきましょう。

新薬とジェネリック医薬品の価格


新薬など新規に薬価表に収載する医薬品の薬価算定ルールは、基本的には製薬企業が該当する医薬品を製造するためのすべての費用などが勘案されています。

具体的には10年以上の期間が必要と言われる医薬品の研究開発費、医薬品つぉいての治療効果を確認したり、副作用などのリスクを検証するために実際の患者さんの治療に使って見る臨床治験に必要な費用などが含まれています。

新薬は、特に研究開発にかかる費用や期間の大きいことと加えて研究開発が長期間にわたることが特徴でこのことが新薬の価格に大きく影響してその結果高価になる場合が多いです。

一方ジェネリック医薬品はどうなのでしょうか。新薬とジェネリック医薬品のコスト構造で大きく異なるのは新薬の研究開発に関わるコストが当然のことながらジェネリック医薬品にはないことが、最大の違い。そのため製造費や研究費が新薬に比べて圧倒的に低いのです。

実際に運用されている薬価算定ルールと呼ばれる、医薬品の薬価をを決めるための国のルールでは特許が切れた先発医薬品の薬価が仮に100円だとすれば新薬と同一の成分で同一の薬効の最初に販売するジェネリック医薬品の薬価は70円、つまり特許が切れた新薬の0.7掛けに設定されます。

その後時間の経過の中でさらに他のジェネリック医薬品メーカーから同様に発売されるジェネリック医薬品はさらに安価な薬価が設定されるルールや、同時期にたくさんの同一成分同一薬効のジェネリック医薬品が販売されるkすづではさきほどの0.7掛けよりも安価になることもあります。

同じようなジェネリック医薬品が何種類も販売される


同一成分・同一薬効のジェネリック医薬品が複数のジェネリック医薬品のメーカーからほぼ同時に発売されたり、あるいは医療の動向や医薬品市場動向を観察して先に発売しているジェネリック医薬品と同一成分・同一薬効のジェネリック医薬品が他のジェネリック医薬品メーカーから追加して発売されることがよくあります。

簡単に言えば、市場規模の大きな売れている先発医薬品の特許が切れたら、複数のジェネリック医薬品メーカーから同一成分で同一薬効のジェネリック医薬品が数多く売り出されるという状態のことですが、中には20社を超える医薬品メーカーから同じ医薬品が発売されることもあります。

1年間で売り上げが億レベルである薬に関しては、どの医薬品メーカーも参入して当然と言えるでしょう。新薬よりもジェネリック医薬品の方が安く、安い方に消費者は流れます。そのため、上に述べたような同一成分同一薬効のジェネリック医薬品が何種類も市場に出回ることになるのです

同じジェネリック医薬品でも価格は異なる


それらの同じ成分で同じ薬効のジェネリック医薬品の薬価は必ずしもおなじではありません。発売時期の違いや順番、通常は2年に一度行われている薬価の改定などにより、医療機関や薬局と医薬品卸売業者などとの取引価格の実態にあわせて薬価が改定されるためといったことが価格差の理由です。実際には薬価改定のたびに価格は引き下げられ、これにより価格の差が広がっていくのが通例です。

実際の薬価を見てみましょう。現在売られている新薬が112円のものが、ジェネリック医薬品だと75円、23円などで売られています。当然ジェネリック医薬品の方が新薬より安いですが、ジェネリック医薬品の中でも薬価差があるのです。

薬は当然長期間飲み続ける場合もあるので、一ヶ月や半年、1年といった服用期間では新薬とジェネリック費用ではお財布への負担が大きく変わってくるのです。