基礎中の基礎!咳と痰の仕組みと目的、効果的な成分

咳の仕組みと目的、効果的な成分


子供が風邪を引くと、コンコンという咳をよくします。なぜ咳をするかというと、期間や気管支に入った異物や、気管そのものからの分泌物を体外に排出するためのいわば防御機能としてです。

空気と一緒に侵入した埃やウイルスや細菌といった異物によって気管内粘膜が受けた刺激により、脳にある咳中枢に伝達されると、横隔膜などの筋肉を収縮させ、咳を起こし、その勢いで機関内の異物をたんという形で体外に排出させます。

この反応は気管の粘膜が刺激されたり、ウイルスや細菌に感染して炎症が起こります。そこで咳を鎮め、たんの粘度を下げて切りやすくする目的で用いられるのが鎮咳薬、去痰薬です。これには中枢性と末梢性があります。

中枢性には、咳中枢の働きを抑え、咳を鎮める作用を持つリン酸コデイン、リン酸ジヒドロコデインなどの中枢性鎮咳薬と、交換神経を刺激して気管支を拡張させるメチルエフェドリンなどの交換神経刺激薬があります。末梢性には気管支平滑筋に作用して気管支を拡張する、テオフィリンなどの気管支拡張薬などがあります。

咳の仕組みと目的、効果的な成分


次に痰について。セキにはコンコンという痰を伴わない咳とゴホンゴホンという痰を伴う咳の2種類があります。ウイルスや細菌、ほこりやダニなどが粘液と一緒になったものが痰です。これらが外へ痰として簡単に排出されるといいのですが、のどの繊毛にへばりついてなかなかとれません。

そこで痰を薄めたりとかして出やすくする必要があり、これが痰切りの薬、つまり去痰薬です。一般薬で用いられる成分としては末梢性に気道粘膜の分泌を促進し、痰の粘度を下げる塩酸ブロムヘキシン、カルボステインなどや漢方生薬成分のセネガ、杏仁などに鎮咳・去痰作用があり利用されています。いずれの成分もたんの粘度を下げるほか、繊毛の動きを活発にして痰を出すやすくして呼吸を楽にする働きを持っています。