子供の肌に発疹ができて心配そうなママに薬剤師が説明すべきこと

未発達の子供の皮膚は細菌に侵されやすい


子供の皮膚は言うまでもなく大人ほど強くありません。とくに赤ちゃんの肌は細やかで真珠のように光沢がありますが、皮膚のトラブルは絶えません。皮膚は外側から順に角質層、表皮、真皮、皮下組織の4つから構成されています。

真皮は皮膚の張り・弾力の源であるコラーゲンという硬たんぱく質の1つ、繊維組織の塊なのですが、子供はこれが未発達なのです。

赤ちゃんの皮膚は大人に比べて表皮が薄くて角質層も脱落しやすいのです。つまりバリア機能が未成熟なことが子供の皮膚の第一の特徴です。

第2の特徴としては新陳代謝が盛んなこと。子供は汗っかきですし傷を作りやすいのです。第3の特徴は子供は大人よりも体内の水分量が多く、乳児では体の約70%は水分ですから、皮膚も同様です。

新陳代謝が激しいのでたえず水分の補給が必要なのですが、水分が多いためにちょっっとしたことでも傷つきやすく、また細菌やウイルスが侵入しやすく発疹ができやすいのです。

4種類の発疹


子供によくできやすいのは水疱でしょう。皮膚の表面に水が溜まって膨らんだ水ぶくれ状態のもので、とびひ、手足口病がその代表例。あせもが代表例なのが丘疹で、これは皮膚の表面がドーム状に盛り上がっています。

紅斑と呼ばれるものは盛り上がらないで皮膚がまだらに紫色や赤くなった状態のものです。毛細血管が開いているために赤っぽく見えるのです。いわゆるあざのことですね。皮膚との境目がはっきりとしたミミズ腫れができる状態が膨疹で、代表例が蕁麻疹です。

発疹の原因は皮膚へのなんらかの刺激、ウイルス感染、食べ物、薬などさまざま。ときに発疹が出る病気には全身性のものもありますが、普通心配いりません。

よくある不注意として発疹に絆創膏をすぐ貼るお母さんがいますが、張り続けるのはよくないので薬剤師さんからも注意が必要です。かさぶたができつつある場合は、そのままにして乾燥させる方が治りが早いです。多少の傷なら皮膚には自然に再生する能力が備わっています。