看護師辞めたい
Nurse

派遣看護師の派遣契約の終了後、正社員になる可能性はある?

Q

派遣社員の雇い入れの努力義務とは

A
労働者派遣では、派遣社員の雇用の安定を図るという観点から、一定の期間を超えた場合には、派遣社員に対する「雇入れ努力義務」と「雇用契約の申し込み義務」を定めています。ですので、1年以上の期間、派遣社員を受け入れている場合に、この業務に新たに社員を採用しようとするときは、一定の条件のもとで派遣社員に対する雇入れ努力義務が生じます。 一定の条件とは、①派遣期間中に同一の派遣社員が継続して働いていること、②派遣社員が派遣先に雇用されることを希望していること、③派遣が終了した日から7日以内に派遣元との雇用関係が終了していること、の3つです。
Q

看護師派遣会社は引き抜き禁止規定を設けられない

A
派遣看護師が優秀だった場合、派遣先企業が正社員として雇用したいと考える場合も当然あります。ただし、派遣看護師は看護師派遣会社と雇用契約を結んでいるわけですから、このような行為はいわゆる引き抜きになります。 看護師派遣会社からすれば、コストをかけて募集・育成をしてきた派遣社員を引き抜かれたのではたまりません。ですから、派遣契約に派遣終了後の雇用制限の規定を設けるなど、何らかの予防措置をとりたいと考えるのではないでしょうか。 しかしこうした規定を設けることは憲法で定める職業選択の自由に反します。また労働者派遣法第33条でも、看護師派遣会社と派遣社員との間で、派遣終了後の雇用を制限するような取り決めをしてはならない旨を定めています。 また、同条では「派遣元事業主は、その雇用する派遣労働者にかかる派遣先である者または派遣先となろうとする者との間で、正当な理由がなく、その者がその派遣労働者を派遣元事業主との雇用関係の終了後雇用することを禁ずる旨の契約を締結してはならない」としています。 つまり、派遣契約が終了した後、派遣先企業が自社の社員として雇用することは問題ありません。逆に一定期間以上、派遣社員を活用していたような場合には雇入れ努力義務および雇用契約申し込みいれ義務が生じることに留意しなければなりません。