かかりつけ薬局としての役割を果たす調剤薬局となるために薬剤師が考えるべきこと

かかりつけ薬局として患者から信頼されるために


「かかりつけ薬局」という言葉自体は新しいものではなく、薬剤師会は処方薬の一元管理のために患者にかかりつけ薬局を決めましょうと呼びかけていますが、いつも行く薬局を決めている人は少ないのが現実です。1年間定期的に薬局に通う患者さんはそこまで多くありませんし、調剤してもらう薬局を1つに決めておく必要性について、患者側の理解が進んでいないこともその背景にあります。

2000年くらいまでに数多くの調剤薬局が開設されましたが、そのほとんどが病院や診療所の門前。一見医療機関と薬局の連携が円滑になり、薬局の在庫の調整も便利、というメリットがありますが患者からすれば病院で診察を受けたあとにまた薬局で待たされるというデメリットもありますし、必ずしもその医療機関の門前薬局に行くとも限りません。

複数の医療機関を受診している場合でも医療機関や薬局ですべて申告していればよいのですが、場合によっては他の薬局からもらった薬について話ずらいと感じる患者さんもいます。

複数の医療機関を受診した場合でも、調剤をしてもらう薬局を一カ所に決めておく事で服用薬の一元管理ができることを認識してもらうことが重要です。

あの薬局の薬剤師に相談しようと思われるために


患者からのかかりつけ薬局となるためには、何か困ったときにはあの調剤薬局の薬剤師に相談しようと患者に思われることですね。調剤専門の薬局なので、「処方箋がない場合には入りにくい」「いつも忙しそうなので話をするタイミングをつかめない」と思われたら厳しいです。

また処方箋をもらったときにはあの薬局に以降といこうと思われるためにはやはり待ち時間が少ない、と患者から思われることが重要でしょう。患者にとっては病院で待たされ薬局でも待たされることを忘れてはいけません。処方箋受付時には薬歴に記載するために、アレルギーや他科受診の有無、後発医薬品の使用意向確認など実に十一項目の確認事項があり、それが済まないと医薬品を取り揃えることができない決まりになっていますよね。

そのあと服薬指導という流れになりますが、薬剤師として信頼されるためには薬に関する指導だけでなく、患者のライフスタイル、日常の食事や睡眠、運動と健康の関連など、薬以外の説明も重要となります。処方されている薬から患者の症状を読み取り、質問される前にsの内容を薬剤師が察してそれに関する知識を教えてあげれば患者からこの薬剤師は信頼できると思われる可能性が高まるでしょう。