ドラッグストアの売上を左右するレイアウトのポイント

ドラッグストアのクイックショッピングを満たすレイアウト


来店したお客さんには、目的買いだけでなく各売り場を隅々まで回遊して顧客1人あたりの単価を上げることが大事です。各売り場を効率的に歩いて立ち寄ってもらうためのレイアウト技術がドラッグストアの売上には大きく影響します。お客がドラッグストアに求める要素は「健康と美容の専門性」と「日常生活の便利性」です。前者についてはプライベートなことなので気を使ったレイアウトが必須ですし、後者についても短時間で買い物ができることが重要です。こうしたことからお客にとって買いやすい売り場作りのポイントをあげていきます。

シンプル


短時間ショッピングのニーズが強い小売店では、欲しい商品がどこにあるかお客にすぐわかるようなレイアウトでなければなりません。そのためシンプルが重要で、ゴンドラの配置はグリッド式が基本です。

プライバシー保持


さまざまな疾患を持った患者が薬剤師と相談しながら医薬品やその他のヘルスケア商品を購入します。生理用品、介護用品などプライバシーを重視したい商品は主通路から外れた場所に配置するなどの配慮が重要です。

定番の販売が基本


ドラッグストアは人々が日常的に必要とする商品を購入する場所です。いつ来ても同じ商品が同じ場所で販売されている店舗でなければなりません。そのため定番販売を基本とするレイアウトが重要です。

グルーピングとゾーニング


短時間で買い物ができるように、商品のグルーピングとゾーニングを明確にし、買い物がしやすいように配慮することが重要です。ドラッグストアのゾーニングはヘルスケア、ビューティーケア、コンビニエンスケア、ホームケアの4ゾーンに分けられます。

自然に歩いて買い物が終わるレイアウト


一般的に店舗の主通路は左回りにします。というのも人間は右側に関心が向きやすく、手に取りやすいからです。90%以上の人は右目が利き目なので、右側の壁面に視線が向きます。右利きの人は買い物かごを左手で持ち、右手で商品を取るのが普通です。なので左回りに顧客が回遊できるレイアウトにすべきなのです。

またマグネットも有効です。マグネットとは、お客に店をくまなく歩いてもらうためにお客を引きつける磁石の役割を果たす売り場のことです。第一マグネットは主通路沿いの場所をいい、主力商品のビューティーケアやヘルスケア、食品、日用品の中で回転の早い商品が並びます。こうした商品をうまく配置すると、顧客はひとでに主通路を全て歩く事になります。第2マグネットは主通路の突き当たりの場所で、目的来店性の強い商品、旬の商品、チラシ掲載商品などが配置されます。第4マグネットは各陳列棚に1~2カ所設定し、集客力の高い商品やディスカウント商品で、ゴンドラ内へ顧客を誘導する役割を持ちます。