ドラッグストア勤務の派遣薬剤師が知ると得する「顧客の行動」

ドラッグストアのレジ前は思い出し購買の場


レジ前は清算しようとするお客に、買い忘れを思い脱せる場所です。価格を気にせず購入するため重要な売り場ですが、ドラッグストアえはあまり活用されているとは言えないようです。レジに並んだお客は買い忘れをチェックする気分でレジ回りを眺め、ここで思い出せば価格をあまり気にせず購入します。レジ前は究極の衝動買いの場であり利益が取れる売り場なのです。

レジ前商品を購入するお客は70%が衝動買いです。最初は節約しようと思っていたお客も買い物が終わりに近づくと節約志向が緩んできます。そしてレジに並ぶ頃には衝動買いを起こしやすい心理状態になっているのです。レジ回りにディスカウント商品を陳列しないのはその必要がないからなのです。最近はレジ回りだけで買い物を済ませてしまう忙しい人やシニア客も増えてきました。そのためレジ前は単なる衝動買いの場から買い物仕上げの場となっているのです。

高級品の衝動買いもあり得るレジ前


レジ前商品については低価格商品がこれまでの常識でしたが、最近ではそれに加えて季節性のある商品やユニークな特徴をもつ高額商品を陳列する店舗も増えてきました。こうした商品を並べるとレジ前が非常に魅力ある売り場として映ります。消費者もレジ前で抵抗感なく高額商品に手を出すようになってきました。そのため3000円近い話題の商品や、目薬、胃薬、風邪薬のような季節性のある商品、ダイエットや歯を白くするようなユニークな商品もシーズンに合わせて陳列すると売れていきます。常時同じ商品だとお客は飽きてしまって見向きもしなくなるため、六ヶ月陳列する常時商品と二週間ごとに入れ替える商品をミックスして陳列します。

なおレンジが混んでいると顧客はレジ前商品をあまり購入しなくなりますが、それは小夏によって商品がみにくくなること、自分の順番が早く来ないかと関心がレジの処理にむくからです。

買い物かごをもつ顧客は優良顧客


ドラッグストアで買い物をする際、買い物かごを持たなければ手で持てる範囲である2~3点の購買にとどまりますが、買い物かごを持った場合は75%の人が実際に商品を購入するという調査結果があります。ドラッグストアの売上を少しでも伸ばすためには、買い物かごを持たせる事が購買点数を増やすためにも重要なのです。

そのためにお店は来店店にできるだけ買い物カゴややショッピングカードを持ってもらうような努力をしています。客動線の途中、店内の複数箇所に買い物かごを設置し、「カゴを持たずにショッピングを始めたが、途中で必要になった」という状況にも応じられるようにしています。

派遣としてドラッグストアで働くことを少しでも楽しむために


派遣としてドラッグストアで働く場合、少しでも仕事を楽しむためにドラッグストアに来店するお客はどういう行動をするのか、どのタイミングで買い物かごをもつのか、一つでも購買点数を増やすためにどういう工夫が必要か、顧客はお店に入ってからどういう経路を進んで行くのか、レジ前ではどういう行動をとるのかなど、観察、分析、そして何らかのアクションをすれば仕事が楽しくなるかもしれません。ドラッグストアや薬局と異なり薬以外の商品も当然売っていますから、より消費者の行動がわかるので、そのあたりもドラッグストアで働く楽しみかもしれません。