パート薬剤師として働いているときに妊娠・出産をしたらどうなる?

パート薬剤師として勤務中に妊娠した場合


働く女性を保護する産前産後の休暇は正社員やパートといった区別はなく適用されます。労働基準法では妊娠4ヶ月以上の分娩について、産前6週間、産後最低8週間は就業させてはいけないと定めています。ただし産前休暇は働いている女性本人が請求しないと休暇が与えられませんが、産後8週間は本人が請求するかどうかに関わらず働かせてはいけません。

また妊産婦が請求した場合雇い主は時間外労働や休日。深夜労働をさせてはいけないことになっています。加えて1歳に満たない子を育てる女性労働者から請求があった場合、休憩時間のほかに1人2回それぞれ少なくとも30分の育児時間を与えなければなりません。ただし、1日の労働時間が4時間以内の人は1日1回となっています。


妊娠・出産を理由にした解雇や不利益扱いは禁止


産前産後休業中とその後30日間は解雇はしていけないと労働基準法19条1項で定められています。また妊娠・出産を理由としたり産前産後休暇を取得した事による解雇や不利益取り扱いは男女雇用機会均等法で禁じられています。

また男女雇用機会均等法では、妊娠期間中、保健指導を受けるために通院するための休暇を申請した場合、雇い主はそれを認めなければなりません。均等法13条では、通院休暇、通勤緩和、妊娠障害休暇などの措置をとるように定めています。

妊娠したら雇い止めをされた人が交渉の結果、雇い止めは取り消され産休中は100%有給になった例もあります。


非正規雇用者の育児休業取得


育児休業、介護休業など育児または家族介護を行う労働者の福祉に関する法律により、満1歳未満の子供がいる労働者は育児休業を、3歳に満たない子供がいる労働者は育児のための所定労働時間の短縮措置、育児のための所定外労働の免除、小学校就学前の子の看護休暇を取得することができます。

これらを取得させることは雇い主の法的な義務ですが、小学校就学前の子供を育てている労働者に対するフレックスタイム制などの措置は努力義務です。

契約更新を繰り返しているパートももちろん対象になります。育児休業開始予定日の1ヶ月前までに会社に申込書を提出すれば取得できることになっています。

育児休業は子供が生まれた日から1歳に達する日までの間で労働者が申し出た期間と定められています。ですから労働者自身が3ヶ月にするか半年にするか、子供の1歳の前日までとするか決める事ができます。