初めて転職活動をする人注意!薬剤師が面接で話してはいけないこと

薬剤師が面接で聞かれる質問はだいたい決まってる


薬剤師が転職または復職しようと思った時、当たり前ですが薬剤師の求人サイトから求人に応募して、その職場で面接を受ける必要があります。初めての転職・復職だと慣れていませんから不安も多少あると思いますが、転職での面接はほぼ決まっています。

面接の流れは基本的に「これまでどんな仕事してきましたか?(キャリアチェック)」「なぜ転職・派遣に働き方を変えるのですか?(転職理由)」「なぜ当社を志望したのですか?(志望理由)」の3つが基本で、たいていこれらに加えて自己PR、キャリアプランなどが織り交ぜられ、最後に応募者からの質問で終わります。

大事なのは「転職・復職ストーリーを組み立てておくこと」です。転職の場合、過去から順番に「前職に就いた理由」「前職でやってきたこと」「前職をやめようと思ったきっかけ」「転職を決意した理由」「志望する企業を選んだ理由」「将来やりたいこと」をストーリーにしておくのです。

復職の場合は復職しようと思ったきっかけを明確にすること、そしてこれからどういう働き方をしていきたいのか、どんな仕事がしたいのか、子育て・家事とはどう両立していくのか、などでしょう。

また、キャリアチェックでは当然ですが、あなたが何ができるかの視点、つまり募集している仕事を任せられるかの確認も入ります。

このとき面接官の口からよく出るのが「もう少し具体的に話してもらえますか?」です。この問いがきたらこれまでの仕事上でのエピソードをできるだけ細かく思い出しわかりやすく語れるようにしておく必要があります。

復職の場合は、若干ブランクもあり本当にこれからの派遣やパートでの仕事ができるか不安に思われている可能性が高いので、出産前に働いていた職場で具体的にどんな仕事をしていたかをどう話すか考えましょう。面接官に伝わらなければ意味がありませんからね。

「なぜ転職したいのですか」はすぐまたやめてしまう人じゃないか、問題を起こす人じゃないのか、というリスクチェック
この人が入社したらどう働いてくれそうかをイメージするために面接官が薬剤師さんに質問します。

特に派遣は短期間契約でその期間の契約は基本きれないのでそのあたり正社員の契約を結ぶよりナーバスになります。当然ですが転職を繰り返している人は同じ不満を感じるのでは?と懸念されます。

面接で薬剤師としての転職動機を転職理由を取り違えない


面接では「なぜ転職・派遣に働き方を変えるのですか?(転職理由)」については必ず聞かれますが、その際ネガティブな転職理由を嫌うので、そのため面接の場で不満だらけの転職理由を語ることは避けたほうが良いでしょう。

しかし不満があること自体を否定し嘘の前向きな言葉で転職理由を覆い隠すのはやめましょう。そうはいっても年収や人間関係など「転職理由は不満でしかない」と考えている人も多いでしょう。ただそういう人の大半は「転職動機(転職しようと思ったきっかけ)」と「転職理由」を混同しているのです。

たとえば残業が多いのが嫌で転職を考えている場合それは転職を決意したきっかけ、つまり「転職動機」にすぎないのです。転職理由の見つけ方はまず「〜が嫌だ」という不満を反転させ、未来志向の「〜をしたい」という言葉に変えること、そしてその未来の言葉に優先順位をつけることです。

考えを整理していくことで実は「残業が嫌」の不満は単なる転職動機で「残業も苦にならないやりがいのある仕事をしたい」という転職理由が見つかるかもしれません。

また志望理由を聞かれたあとにキャリアプランについて聞かれることがありますが、志望理由と重なる部分が多いので付随するものと考えておきましょう。面接官はただ漠然と働いている人より目標に向かっている人のほうに「主体性」と「辛いことにも踏ん張れる力」を感じます。

面接で不満だけの転職理由を話すのはマイナスポイント


「なぜ転職したいのか、なぜ今の職場を辞めたいのか」は面接で必ず聞かれる質問です。これに対してどう答えるかが、面接の合否の判断に大きな影響を及ぼすのは言うまでもないでしょう。

初めて転職活動をする薬剤師さんが面接で失敗しないためには、まず採用する企業側がどんな転職理由に不安を抱くのかについて考えておくことです。

転職をしたことのない薬剤師さんは就職活動以来の面接になるかと思います。就職活動の場合は、なぜその企業に入社したいのかに加え志望動機を述べればよかったので、「なぜ今の職場を辞めたいのか」という転職理由というものは存在しませんでした。

しかし、転職活動では今の職場を辞めて面接を受ける企業に入社したいと主張するわけですから、その理由が重要なのです。

人間関係への不満を面接で転職理由として述べると


これは今の職場を辞めたい理由としてとても多いものですが、そのまま口に出さないほうが良いでしょう。面接担当者は「人間関係の悩みなんてどんな職場でもあるもの。うちの職場でも人間関係がうまくいかなければ逃げ出してしまうんじゃないか」と感じてしまいます。

薬剤師の職場は女性が多く、薬局やドラッグストアではそこまで働く人が多いとは言えないのでさらに人間関係の問題が生じやすいという特徴がありますからね。

この場合あなたの上司や同僚が本当にひどい人であったとしても第三者にそれを理解してもらうことはできません。「あなた側に問題があるのでは?」と思われるリスクが大きいのです。ですので、人間関係の不満には敢えて触れず「仕事内容」「キャリア」にフォーカスして課題と希望を伝えるようにしましょう。

他にも、やりたい仕事ができないと語る人に対しては「その前に自分がやるべき役割は果たしのか」「その仕事をする能力がこの人にはないと会社が判断したのでは?」という疑念が持たれます。

与えられた仕事に全力で取り組んで成果をあげてきたこと、その上でステップを希望している、といった言い方にするだけで面接官の受け取り方はかなり変わります。

面接で調剤薬局で働いたことがないのになぜ転職したいと言うのか


軸がないまま転職活動をしてしまうと薬剤師自身もキャリアコンサルタントも困るんですね。

今回は病院勤務の薬剤師がいきなり調剤薬局へ転職したいというケースについて考えてみます。軸がないまま転職活動をする薬剤師の特徴として「自分に経験のないことをものすごくポジティブにとられている」というのが挙げられます。

例えば何年も病院薬剤師で実務を積んでから調剤薬局に転職したいというのならわかりますが、数年も勤務していないのに調剤薬局へ転職したいという薬剤師は実際にいます。そういう方に薬剤師派遣会社のキャリアコンサルタントは「調剤薬局側が、調剤経験が十分でない薬剤師を中途で採用すると思いますか?」と質問するようですが、その質問に対して「なるほど、そうですね」とその場では納得した答えをいいます。

しかし、キャリアコンサルタントはそういう薬剤師はその場で納得したように見えても結局はとりあえず転職したいという考えは簡単には変わらないので、別の場でも同じ発言を繰り返すのではないかと考えてしまうのです。

薬剤師がいくら需要があるからといって、転職は中途採用を意味しますから、雇用する調剤薬局としてもきちんと戦略になる人材を採用したいのは少し考えればわかることですよね。

面接で高収入で働きやすい職場に転職したいという薬剤師の本音


軸が不明確なまま転職活動をする薬剤師は「自分のやりたいことをやるため転職する」「自分の成長のために、自分の能力を生かしたいから転職する」という視点は、どうしても弱くなりがちです。転職した時点でその場での何か良いことを求めてしまうのです。

もちろん今の病院薬剤師としての年収より高収入であるほうがよいでしょう。ただお金にこだわりすぎると年収にこだわった転職になってしまうといっても過言ではありません。また調剤薬局の中でも有名企業というブランドにこだわりをもつ薬剤師も多いです。

軸が不明確でとにかく転職したいという気持ちが先走ってしまった場合、もちろんその企業をブランドとしてとらえています、つまり世間からの評価が転職の主な動機になってしまいます。当たり前ですが、世間の評価が100%の転職理由となってしまうと、自分の将来にはなかなかつながらなかったり、面接でなぜ転職したいのか、なぜうちの薬局がいいのか、という質問をされた場合に答えづらいものです。

面接で働きやすい職場へ転職したいとい薬剤師の転職活動は厳しい


働きやすい職場に転職したいとキャリアコンサルタントに相談する薬剤師もいますが、どんな職場へ転職したとしても不満がなくなることはありません。そういう薬剤師は「もっと残業の少ない職場がいい」「人間関係の良い職場に行きたい」という訴えは実際に多いですが、問題なのは働きやすい職場に転職したいことが最大の転職理由であっていいのか、ということです。

そういう薬剤師には「どこでも多かれすくなかれ上司や人間関係のトラブルを覚悟することは必要ですよ」とアドバイスをするそうですが、不満を感じている状態だとなかなか聞き入れてもらえないそうです。